ぎりぎりの給水コントロール
今の季節は、安達農園のトマトが1年の中で最も美味しい時期です。
夏野菜の代表のようなトマトですが、山形の8月は、つい最近まで日本最高記録を保持していたほど暑いところです。あまりにも暑いと逆に甘さがのらないので、出荷を制限したりしています。春先に植えた苗が収穫の時期を迎える今の季節が、年間を通じて最も美味しいトマトになります。
トマトの甘さは、ぎりぎりまで給水を制限して、ストレスを与え、完熟状態で甘さを蓄えさせます。ぎりぎりの給水を見極めるのが難しいところで、部分的に葉が枯れる状態になるところもあります。一見すると葉が枯れかけて病気と思われるかもしれませんが、トマトを甘くするための行程のひとつで、この状態が最も美味しい完熟トマトを作ります。
皮がやわらかくて、甘いトマト。めっちゃおいしいですよ。
←「トマトの収穫」前の記事へ 次の記事へ「「美味しいなす」とは?」→